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WIRESノード局に適する無線機

WIRESノード局(ノード局)に適する無線機?

WiRESは「アマチュア無線の活性化」をテーマとしている関係から、WiRESを利用したり、ノード局を運用するための無線機はどのメーカーの無線機でも自作品でもOKです。

WIRESノード局に使う無線機は、
DATA端子付きのリグであれば大丈夫。ところが、WiRESではデータ端子に出力されているスケルチ信号(スケルチが開いたときに+5Vが出力される)でネット側への送信受信の判断をおこなっています。古い無線機ではこのSQL信号が出ていなかったりする無線機も有るかもしれませんので注意してください。
 さらに、WiRESやEchoLinkなどほとんど全てのVoIP無線のノード局では、ノイズや違法局の音声をネット側に送信してしまわないように、トーンエンコーダ(TSQ)やDCSを利用しています。無線機にトーンスケルチ機能があっても、これと同期する信号がデータ端子のスケルチ信号に出ているとは限りませんので注意しましょう。

というわけで、ここでは実際に使えるかどうか試したり使えるという情報を得た無線機をご紹介しましょう。勝手ながらモービル機中心です。使い倒す無線機ですから、中古品を狙うのも得策です。というワケで、出来る限りおおまかな新品相場またはオークションで成約している相場も載せました。

おすすめ度は、WiRESノード局用インターフェース"HRI-100"との相性、レベル調整のしやすさなどを勘案して勝手に評価したものです。参考にされてください。

【用語について】

SNFM対応
・・・10KHzステップでの運用が期待できる”スーパーナローFM”に対応しているという事です。
(送信のみしか対応していない場合があるので注意が必要)

データ端子でコントロールするバンドを固定できる
・・・デュアルバンド機において、データ端子に接続した機器の動作を指定したバンドなどに固定できる機種です。この場合WiRESノード局を運用しながら他のバンドで通常QSOしたりワッチすることができますので便利です。(但し、同時送信はできない)



↑WIRES-IIコントローラーHRI-100

★古い無線機やハンディ機でノード運用

データ端子のない無線機やトーンでコーダに同期したスケルチ信号がでてこない無線機をWiRES-IIノードに利用する場合はちょっとした付加回路を自作すればOKです。
 付加回路としては、どれでもWiRESや、JG3EBBさんのWEBに掲載されている回路がお勧め。この場合、音声ラインは無線機のSPとマイク端子で入出力すればOKです。
 ソフトウェアでTSQを認識するシステムもあります。JM7MUUさんのSoftTSQ

★資料
データ端子と各社マイクコネクタピンアサイン

5年以上の運用経験に基づくアドバイス
トーンデコーダ機能を利用してノード局を運用する場合には、同一バンド2波同時受信機能(V&V,U&U機能)付きのトランシーバを利用し、片方のバンドでTSQをOFFにして周波数をモニターできるようにすると安心です。→説明
CQルームなどに接続する機会が多いノード局は、ファン付きのハイパワー機を、20W以下の出力で運用されることをお勧めします。普通のトランシーバは長時間の連続送信に耐えられるようには設計されていません。



YAESU FT-8800
 WIRES対応をアピールしている無線機です。
 これを買っておけば間違いないと言えるでしょう。

おすすめ度 ★★★★★
メリット

 ・ハイパワータイプにはファンがあります→おすすめ
 ・トーンスケルチ標準実装です。
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ運用可能
 ・DTMFマイクがなくてもDTMFが出せます

 ・V&V/U&U機能で運用周波数の監視が可能
オークション相場
 ・ハイパワー機 不明
 ・ローパワー機 不明
報告者
JA1AGS(#5035D 現用) , JQ1KNH(現用),他使用者多数


※初期ロット以外ではノード局側においてTSQ運用が可能



YAESU FT-8900
 29-430MHzの4バンド機です。50MHzでのWiRESノードならこれをお勧めします。ハイパワータイプ(ファン付)は長時間送信にも難なく耐えます。ファンの音もマシなほうです。
おすすめ度 ★★★★★
メリット

 ・ハイパワータイプにはファンがあります。
 ・トーンスケルチ標準実装です。
 ・SNFM対応(左バンドのみ)
デメリット
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ運用可能
 (↑初期ロットを除く)
 ・DTMFマイクがなくてもDTMFが出せます
 ・V&V/U&U機能で運用周波数の監視が可能
オークション相場
 ・ハイパワー機4.5万円以内
 ・ローパワー機3.5万円位
報告者
JE4HBP(#5135D 現用)
JS1CYI(#5055D & EchoLink 51820 eqsoで現用)



※JS1CYI(#5182D)狭域ノードで現用中

Kenwood TM-V71
EchoLinkのノード局運用を意識した仕様になっている無線機ですが、WiRESノード局用無線機としても利用可能。ノード局での利用を想定した無線機ゆえ、ファンの騒音や筐体の発熱に関して良く考えて設計されているという印象をウケました。
 WiRESノードアクセス用としてもノード運用用としてもオススメできる逸品です。

おすすめ度 ★★★★★
メリット

 ・20W機にもファンがあります。
 ・空冷ファンが静か、発熱状況も良好
 ・データ端子でコントロールするバンドを固定できる
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ運用(設定要)
 ・SNFM対応(送信・受信)
 ・V&V/U&U機能で運用周波数の監視が可能
デメリット
 ・EchoLinkモードでWiRESノード局は運用できません
オークション相場
 ・ハイパワー機??
 ・ローパワー機??

※WiRESノード局で本機を利用する場合の設定
WiRESのノード局をこのリグで運用する場合には、EchoLinkモードで起動せず、セットモードでデータ端子のスケルチ信号出力を「SQL」に設定した状態で稼動すればOK。この場合、HRI-100との接続にはデータ端子を利用してください。(PC端子は使わない)


(撮影 JS1CYI)

ICOM IC-2720
 20w機にもクーリングファンがついています。
 2バンド機です。
おすすめ度 ★★★★★
メリット

 ・4級局のためのファン付はこれ。→おすすめ
 ・トーンスケルチ・DTCS標準実装です。
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ・DTCS運用可能
 ・DTMFマイクがなくてもDTMFが出せます
 ・V&V/U&U機能で運用周波数の監視が可能
デメリット
 ・ファンかなりうるさい。→セパレートなのでまぁ許せる?
オークション相場
 ・ハイパワー機 
 ・ローパワー機 
報告者
JS1CYI (Tested)



※435.00MHzでは現行法上運用できません。

ALINCO DR-420
 モノバンド機なので価格的にお求めやすいうえ、アクセス用として使う場合、用意しなければならないDTMFマイクが低価格(\4500位)です。
おすすめ度 ★★
メリット
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ・DCS運用-
可能
 ・TXCO(高安定)  ・SNFM対応(送信のみ?)
 ・20W機はファンなし(静か)
デメリット
 ・DATA端子がD−SUB9ピン(変換コードの自作が必要)
※デジタルモードについて
デジタルモード時、データ端子を使うと送信しない(PTT回路のみ、他は有効)=>ちょっとした外付けI/Fを自作すればOK。またデジタルモードだとDTMFが通らない事が多いので、コントロール用回線をアナログ別回線で構築すると良い。なお、デジタル変調はD-Starデジタルと互換性はありません。



(撮影 JS1CYI)


YAESU FT-7800
安定動作。(2m=50W 430MHz=40W) TSQの誤作動少ない。DCSの誤作動は若干あり。FT-8800やFT-8900の兄弟機なるも操作性の飛躍的な向上は評価に値します。すでに2年間ノード用に酷使してますが、故障なし。
おすすめ度 ★★★
メリット
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ・DCS運用
可能
 ・とにかく安くて簡単高性能!!
 ・徹底したシンプル操作
 ・つまみ類もでかくて操作しやすい
 ・ハイパワータイプにはファンがあります→おすすめ
 ・トーンスケルチ標準実装です。
 ・広帯域受信、空線キャンセラ機能などがついている
 
・DTMFマイクがなくてもDTMFが出せます
デメリット
 ・SNFM未対応(非公式にはフィルタ追加で可能)
販売店相場
 ・ハイパワー機 35.000円位
 ・ローパワー機 30,000円位
報告者
JS1CYI
(#5182Dノードで現用!とても気に入っています!)



(写真提供 JRφLME)

ICOM IC-208
 20w機にもクーリングファンがついています(ファンの音が少々ウルサイ) 2バンド機です。
おすすめ度 ★★★★★
メリット

 ・4級局のためのファン付はこれ。→おすすめ
 ・トーンスケルチ・DTCS標準実装です。
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ・DTCS運用可能
 ・DTMFマイクがなくてもDTMFが出せます
デメリット
 ・バックライトがOFFにできない。
 ・2w送信でもファンがまわりかなりうるさい。
オークション相場
 ・ハイパワー機 36,000円(新品同等)
 ・ローパワー機 31,000円(新品同等)
報告者
JRφLME (Tested) (協力 MDB-INA)


姉妹機でD-Starデジタル対応のID-800もWiRESノードで使えますが、この場合、接続コネクタを変更しなければなりません。またデジタルモードでWiRESノード局を運用するには接続ケーブルを自作する必要があります。


ICOM IC-207
 小型のモービル機です。2バンド機です。
おすすめ度 ★★★
メリット

 ・トーンスケルチ標準実装です。
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ運用可能
オークション相場
 ・ハイパワー機 不明
 ・ローパワー機 不明
報告者
JRφLME (現用)




ICOM IC-2800
 液晶大画面が印象的な2バンド機です。
おすすめ度 ★★★
メリット

 ・トーンスケルチ標準実装です。
 ・WIRESノード局でトーンスケルチ運用可能
 ・DTMFマイク無しでDTMF信号が送出できます。
 ・DTMFメモリーが14個、操作が簡単!!
 ・スケルチつまみを12時より右に回すと最大10dBのATT
 ・受信感度・選択度等、基本性能はしっかりしている。
 ・つまみやボタンが大きく、大型カラー液晶で操作性抜群。
デメリット
 ・バックライトがOFFにできない
 ・発熱が尋常でない。FAN付の50W機がお勧め
 ・DTCS実装無し。生産終了品。
報告者
JP2MGX/1




YAESU FT-100D
 #5182D WIRESノードで実験済みです。
おすすめ度 ★★
メリット

 ・wiresでトーンスケルチ DCS運用OK
 ・バックライトON/OFF OK
 ・SNFM対応(デビエーション調整可)
デメリット
 ・ファンの音がかなりウルサイ

 ・HRI-100との相性が有ります!!
オークション相場
 ・6万円〜7万円
報告者
(JS1CYI Tested)
※変な周波数が表示されていますが、
HF〜430MHzオールモード機です。


YAESU FT-817
 #5182D WIRESノードで実験済みです。
おすすめ度 ★★★
メリット

 ・wiresでトーンスケルチ DCS運用OK
 ・とにかく小さくて場所を取らない
 ・バックライトON/OFF OK
 ・ファンが無いので静かです。(リレーの音はする)
 ・WIRESノード局で使っている方が多いリグです。
 ・SNFM対応
デメリット
 ・本体だけだとMAX 5Wです。
 ・送信受信切り替えにリレーを使っています。
  神経質な方はリレーの音が気になるかも。
 ・PKTモードにしないとデータ端子が使えません

オークション相場
 ・5.5万円〜
報告者
(JS1CYI Tested)


YAESU FT-857
おすすめ度 ★★★
メリット
 ・ハムフェアでのノード局運用にはこれを使いました
 ・wiresでトーンスケルチ DCS運用
可能
 ・とにかく小さくて場所を取らない
 ・バックライトON/OFF OK
 ・ファンの音が改善されています。
 ・SNFM対応
デメリット
 ・WIRESノード局専用にするのはもったいない
オークション相場
 ・9.9万円
(新品)
報告者
メーカーサポート


ICOM IC-706MK2G
 #5182Dノードで使用していました。
おすすめ度 ★
メリット

 ・バックライトON/OFF OK
 ・WiRES-II HRI-100との相性バッチリ!
 ・SNFM対応
デメリット
 ・wiresでトーンスケルチ運用
不可
 ・ファンの音が結構します。
 ・手で触れない程熱くなります。
オークション相場
 ・6万円〜7.5万円
※元祖706はNGでした。MK2(Gなし)は不明。

報告者
(JS1CYI Tested)



YAESU FT-8000
YAESU FT-8100(セパレートタイプ)
 #5182D WIRESノードで実験済みです。
おすすめ度 ★
メリット

 ・ファン無しで静かです。(Hタイプを除く)
デメリット
 ・製造終了
 ・トーンスケルチはオプション。メーカー在庫無。
 ※ユニットが入手できず実験ができませんでした。
オークション相場
 ・2万円〜3万円

報告者
(JS1CYI Tested)


TM-733(写真提供 JG2TZW)


TM-833(撮影 JS1CYI)

KENWOOD TM-833(V) 430・1200MHz
KENWOOD TM733(V) 144・430MHz

 TM833は430MHz/1200MHzのデュアル機、TM733は144/430のデュアル機です。生産終了ですが、小規模販売店を中心に在庫がある場合がある無線機です。平成15年中には在庫もソコを尽きると思われます。(販売店売価5万円超)データ端子はマイク端子の上の目隠しフタを開けると出てきます。
おすすめ度 ★
メリット

 ・多機能、高性能、オプションがまだ入手できる可能性が高い
デメリット
 ・製造終了
 
・WIRESノード局でトーンスケルチ運用不可
  TSQユニット装着と改造で可能
 ・トーンスケルチユニットオプション
 ・TM-833は変調がちょっと硬い
オークション相場
(TM833)
 ・ハイパワー機不明
 ・ローパワー機3.5万円位
(TM733)
 ・ハイパワー機不明
 ・ローパワー機2.0万円位
現用者(報告者)
TM-733 JG2TZW, JA1DPL
TM-833 JS1CYI


C5900(写真提供 JG2TZW)

STANDARD C5900
 50/144/430のトライバンド機です。
おすすめ度 ★
メリット
 多機能です。スタンバイピーもついています。
 ・wiresでトーンスケルチ運用OK
デメリット
 ・製造終了
 
・TSQユニットオプション(入手困難)
オークション相場
 ・2万円位

報告者
 
JG2TZW(現用) JS1WJM(現用)



YAESU FT-847
おすすめ度 ★ 
メリット
 ・トーンスケルチ DCS運用OK
 ・HF〜430までのオールモード機です
 ・熱の関係は問題ありません
 
・SNFM対応
デメリット
 ・製造終了
 ・ファンの音が結構します。
 ・ノード局専用にするにはもったいない
 ・HRI-100との相性いまひとつ MIC/SP端子の活用を
オークション相場
 ・10万円〜
報告者
(JS1CYI Tested)
安価なアルインコのDTMFマイク(EMS-57)がピン配置の変更のみで使えます



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