ノード局の運用周波数の監視方法

ノード局を運用するには、トランシーバのTSQ(トーンデコーダ機能)でネットワーク側に抜ける音声の選択をする必要がある場合がほとんどですが、以下のような構成で運用し運用周波数の状況をTSQの設定に関わらず、モニターすることが可能です。多くの局がこのように運用していると思われますので参考にされてください。

トランシーバの
同一バンド2波受信機能を活用


FT-8900やFT-8800など、同一バンドで2波同時受信可能なトランシーバを利用し左右ともにノード局の運用周波数にチューニング。SUBバンドのTSQをOFFすることで完璧な監視が可能です。しかも、アンテナは1本で済むのがミソ。

※FT-8900/8800の場合、Main側がノード局が送受信する周波数になります。Sub側の音声はネット側に抜けません。
同一バンド2波受信機能付トランシーバの例

FT-8900でノード局を運用中の様子。同一バンド2波同時受信機能を活用している。FT-8900の左バンドはスーパーナローFMにも対応。(狭帯域でも利用できる全電波型式区分を利用)
遠隔での監視を充実

シャックから離れて監視する場合、WiRESノード局を動作させているパソコンに安価なサウンドカードを追加(※)しこのサウンドカードのMIC端子と無線機の外部SP端子を抵抗入りケーブルで接続し、AF信号をインターネットで伝送してしまう方法がある。
 上記の2波同時受信機能では、外部SP端子にTSQをOFFにした側の受信音声が出力されるので、それをSkypeで伝送し監視するというわけだ。(Skypeが重い場合はeQSOなどで)
これにより、必要に応じてWiRES MonitorソフトやVNCでリモートしてWiRESを緊急遮断(=事実上の公衆網からの切断)も可能となる。

※サウンドカードを追加しない方法での監視システムについては後日掲載予定。
安価なサウンドカードの例

※1000円〜3000円位で売られている小型で安価な追加サウンドカードの例
・購入先(参考) http://store.yahoo.co.jp/isis-jennie/ij-z-5.html
・日本版 紹介サイト
http://www.area-powers.jp/product/usb_product/product/kyo-on/u1sound-m3.htm
・ドライバの入手先
http://www.area-powers.jp/support_info/driver/index.html
↑SD-U1SOUND-M3 SD-S300C 用のドライバをDL
・JADE/Xear3D
http://www.jade-corp.jp/content/view/78/304/

●家電店での扱いが多いアーベル製はこちら

※ご注意: 安価なUSBサウンドカードはヘッドセットでの使用を意識したものが多く、ゲインが高めで、マイク端子に直流電流が流れているものがほとんどだと思います。
 無線機の外部スピーカ端子と接続する場合は、直流成分カット用の電解コンデンサと分圧回路を組んだうえで接続されることをお勧めします。
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