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・・・VoIP無線ノード運用者のための・・・ 社団局開局の勧め |
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最近は社団局の設備でノード局を運用して皆で共同管理されているケースも増えてきました。社団局ですと、同じコールサインで同じ場所に複数のノード局を立ち上げたりする事ができたりと、色々なメリットがあります(但しWiRESのみ)。もし本格的かつ多彩にノード局を運用するようでしたら、仲間と社団局を立ち上げてみてはいかがでしょうか。 社団局を作るメリット ・ノード局を外出先から自分のコールでアクセスしてQSOを楽しまれる事が多い場合 =同じコールで違う場所から電波が出ことの誤解を解消。 ※個人コールでも固定局・移動局でそれぞれ免許を得ていれば問題ありません。 ・インターネット経由でリモート管理をおこなう等、ノードの運用協力者がいらっしゃる方 =メンバーで共同管理できる ・WiRESで同じコールサインを使って複数のノード局を立ち上げたい場合 =個人コールですと複数のIDは取得できませんが、社団局ですと複数のIDが取得できます) その他にも以下のようなメリットがあります ・ゲストオペ制度のメリットを享受しやすい ゲストオペ制度とは、コールの有無に係らずアマチュア局を操作できる無線従事者の資格さえあれば、その資格で操作できる範囲内において他のアマチュア局の設備を利用して交信する事ができる制度です。※但し運用するアマチュア局の免許人(または社団局の構成員)の立会いが必要。 とりわけ、社団局でも技適機種の無線機を使えば、総務省への直接申請で3週間位で免許状と新しいコールサインがお手元に届きます。電子申請も可能。詳しくはこちら。とにかく、新規開設や変更手続きが以前に比べて簡単かつスピーディにきるようになっていますので、ぜひこの機会に社団局開局にチャレンジしてみましょう。なお、平成17年4月より無線局に関わる免許手続き手数料が変更されました。(\100程値上がった) デメリットといえば、電波利用料が1局あたり\500かかる事とJARLの会費が個人局よりもかなり高いことです。(社団は年間10,800円、個人は年間 7,200円) ご注意 移動局免許の社団局は「社団局の機材が一体となって移動する」という考え方が通説です。よって同じコールの移動局同士が離れた場所において通信することはあり得ないと考えられています。また、札幌でQRVしていた移動局が、いきなり数分後に東京からQRVしているなどということもあり得ないということになります。同じ社団局コールの移動局・固定局(当然に固定局として免許を得ている場所)との交信はあり得ます。 社団局開局の手順 (1)内容を決める ・メンバーを決めよう 複数の無線従事者(コールサインがなくても良い)が集まって運営管理するのが社団局です。複数の定義は2人以上(=2人でも良い)とされています。 ・名称を決めよう アマチュア無線クラブとしてふさわしい名称を決めましょう。 ・設置場所を決めよう 特に会社や学校でなくても個人の自宅でもOKです。もちろん、あなたの無線局の常置(設置)場所をクラブの常置(設置)場所としてもOKです。クラブの住所地に電波利用料の振込用紙や各通知が届きます。 ・クラブ局に使う無線機器(工事設計)を決めよう 社団局用使う無線機を工事設計書に記載する事になりますが、社団局の代表者が4アマ局でも構成員の最上級資格までの機材で申請する事ができます。ただし、4アマのメンバーはその機材を利用する事ができませんので、各資格に応じた無線器機を用意する必要があります。例えばクラブ員に2アマの局が居るので100WのHF機を用意しても、メンバーに4アマが居る場合、別途HFの10W機も用意する事になります。 なお、移動する局の場合は当然、100W機で申請する事はできませんので、常置場所で100Wを出したい場合には別途固定局の免許を申請します。これらは個人の局と一緒です。その他細かい事は関東総合通信局にお問い合わせください。(アマチュア局の開局申請の件と言って問い合わせ) あわせて、TSSのWEBサイトもFAQも参考になります。こちら なお、無線設備の一部なり全部を個人局と共用する事は社団とその個人局の常置場所が同じであれば可能です。 (2)申請書類を作成しよう インターネット環境があれば電子申請がラクチン 新規開局も電子申請ができます。(定款や添付書類はPDFやMS WORD 一太郎などのデータで提出可) ハキッリ言って電子申請のほうがラクでオトクです。しかも平成20年度より、電子申請の場合の申請手数料が大幅にダウンしますので、ICカードリーダ代も1回の申請でペイできるレベルになりそうです。 電子申請の説明はこちら ※申請人は基本的に社団局の代表者がおこないますので、代表者の住民基本台帳カードを用意すると良いでしょう。 書類郵送で申請する場合 技適機種だけで申請する場合は総務省に直接申請すればOKです。特に開局用紙を買ってこなくても、一太郎やWORDで簡単に作成する事ができます。一方、技適機種以外の無線機がある場合や付加装置(RTTYやFAX、SSTV等)の設備も含めて申請する場合はTSSを通す必要がありますので、この場合はアマチュア無線局開局用紙を購入し説明書を読みながら作成するのが手っ取り早いと思われます。開局用紙はハムショップで売っています。なおTSSを通すと申請から免許が来るまでおおむね2ヶ月以上かかりますので、まずは技適機種で申請してコールを得た後でゆっくり変更申請する方法をお勧めします。 ・技適機種だけで申請する場合、以下の書類を整えて総務省(総合通信局)に直接郵送で申請すればOKです。 ・免許申請書(A4一枚) →余白に収入印紙貼付 金額はこちら ・工事設計書※1 ・別紙※2 ・定款 ・構成員リスト(理事は氏名・生年月日・略歴・従免番号の記載要。他は氏名と従免番号がわかれば良い) ・免許状の返信用封筒 ※1工事設計書の書式は個人も社団もほぼ同じです。ただし、無線従事者免許番号は構成員リストの中に記載し、工事設計書には代表者の従事者免許番号を記載します。構成員リストに掲載する者はアマチュア無線設備が操作できる従事者免許の所持者でなければなりません。 ※2 無線設備の遠隔操作の届出をする場合や工事設計が既存の用紙に書ききれなかった場合は別紙に書きます。工事設計の備考欄に何についての別紙があるか書き添えることも忘れずに。 (3)申請書類を送ろう 管轄の総合通信局に簡易書留または配達記録付郵便で送付します。(配達記録付き〒のほうが安くあがります) これであたなも社団局が開局できます。年間500円の電波利用料がかかりますが、メリットは多大です。さぁ、あなたもいかがでしょうか。 |
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サンプル・ダウンロード | ||
この以下の書類はサンプルです。すべて貴局にあわせて書き直してください。 ご利用はあくまでも自己責任でお願いいたします。 以下の書式を利用した結果に関しても何ら責任は負いません。 |
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★一般的な書類(個人局開局にも使えます) ・免許申請書表紙 (MS WORD) ・工事設計書(MS Excel) 新書式対応済 ・遠隔操作の届出(MS WORD) ・免許状返信用封筒 ★オマケ(個人局にかかる手続きにも使えます) 変更申請書表紙(MS WORD) TSSあて保証認定願い(新規) MS WORD TSSあて保証認定願い(変更) MS WORD ※TSSあての書式は予告なく変更になる場合があるかもしれませんので、ご注意ください。 |
★社団局特有の書類 ・定款(WORD) ・構成員リスト(MSExcel) ・無線従事者(解)選任届 ・総合通信局送付用封筒(関東) |
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便利なサイトのリンク集 | ||
局免許申請関係 ・住所コード一覧 ・無線局免許申請書ひながたダウンロードページ(総務省サイトへのリンク) ・技術基準適合証明(俗称:「技適番号」)の公示(総務省サイトへのリンク) その他 ・TSS ・無線従事者免許の手続についてはこちら ・アマチュア無線局の無線設備の遠隔操作についての解説(JARL) ・アマチュア局の遠隔操作入門資料(JAIA) pptファイル 掲載ページ |
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