自局の位置(緯度・経度)をキーボードから入力して設定する方法
VX-8が自分の位置情報を認識すると、相手局との位置関係の表示や、メッセージの交換をすることができます。オプションのGPSアンテナFGPS-2を接続すれば自局の位置情報は自動的に取得できますが、FGPS-2がない場合には、地図で緯度経度を調べて自分の位置(緯度経度)を手動で登録することでGPSレシーバがなくてもでもAPRS運用ができるようになります。
(VX-8が自分の位置を認識していない場合には、相手の方向や距離の表示ができませんのでご注意ください)
緯度・経度を手動で登録
地図(http://aprs.fi)などから自分の緯度経度を調べてAPRSメニューモードの21
My Positionへ入力します。
手順
- 地図やホームページから自分の緯度経度を調べます。APRSRでは世界測地系WGS-84を使用するのでインターネットサイト、Google
APRSR http://aprs.fi/ や国土地理院 http://watchizu.gsi.go.jp/mapsearch.htmlで調べると良いでしょう。まずは北緯 ○○時△△分◇◇秒東経 ●●●時××分**秒を調べてください。
- に、調べた緯度経度をVX-8のMy Positionへ入力しますが、VX-8では秒の部分を分の小数点以下の数値として10進数で登録しなければならないので、その計算をします。
[計算式] (60で割って100をカケるだけです)。
北緯 ○○時△△分◇◇秒 ◇◇÷60×100=□□(小数点以下四捨五入)
東経 ●●●時××分**秒 **÷60×100=■■(小数点以下四捨五入)
この結果から、北緯○○時△△.□□分、東経 ●●●時××.■■分 という数値を導きVX-8のMY
POSITIONに登録します。
計算例:秒の部分を10進(小数点以下)に変換する
北緯 35度38分10秒 →10秒÷60×100=16.6≒17
=35度38.17分
東経 139度42分21秒 21秒÷60×100=35
=139度42.35分
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