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Automatic Packet Reporting System
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APRSはインターネット上にあるAPRSサーバーに各局の位置情報(固定局・移動局)やデータを定期的に送信して、それらをアマチュア局側でインターネットや無線で受信して、各局の位置情報を地図上に表示させたりすることができます。移動局側からは従来からある"パケット通信"を利用して位置情報を送信すると、無線回線からはインターネットと無線局の間を取り持つ" IGATE "局(VoIP無線でいうノード局のようなもの)により、APRSサーバーに情報が転送されます。日本では無線回線に、144.64MHz/144.66MHz/431.02MHzが利用され、都市部を中心に複数のIGATE局やデジピータがその周波数で稼動しています。 ■ 百聞は一見にしかず、とにかく様子を見てみよう!! インターネットに接続しているパソコンからでしたら、今すぐにでも様子を見ることができます。 ■ WEBサイトで見る場合(見るだけ) WEBサイトで見る場合には http://aprs.fi がおすすめです。 ■ ソフトウェアで見る場合(送りもできます) WEBサイトだと「見るだけ」ですが、ソフトウェアを使うと必要に応じてデータを「送信」することができるようになります。APRS用のソフトウェアは複数あり、UIView32とAGWtrackerがメジャーです。手っ取り早く体験するなら AGWtracker というソフト(49US$のシェアウェアです)を使うと便利です。それをインストールしてインターネットにつなげば各局の状況を綺麗な地図上で見ることができ、アカウント(5桁番号)を取得しこのソフトウェアを設定する事よって自局の位置情報などをAPRS網に送信することやCHATにも参加できるようになります。 図↓AGWTrackerでAPRSサーバーにアクセスして各局の位置を表示させたところ (地図の拡大縮小も自由自在) 超簡単!! AGWTracker のいれかた ソフトウェアのダウンロードはこちら→ http://www.elcom.gr/sv2agw/ Windows Xpや2000をお使いであれば、 AGWTrackerU.msi をダウンロードします。 ※バージョンアップする場合には旧バージョンをアンインストールしてからにします たったこれだけ!! AGWTrackerの設定
■貴局の位置情報を発信してみよう!! もし貴局の位置も表示させたい場合は以下の設定をおこないます。もちろん、他の局にも貴局の位置が表示されるようになります。 ※必ず最新バージョンで動かしてください (1) ファイル->詳細設定->Packet を開く (2) このポートから送信可能にするにチェック ※ビーコン情報欄を記入する場合も必ず半角英数字で!!(かな漢字は絶対にダメ) こうすることで、世界中の局あてにインターネットを通じて貴局の位置情報が定期的に送信されるようになり、それはインターネット内だけではなく一部のIGATE局から無線回線でも送信されます。見るだけなら、このチェックは外しておくか「ビーコン間隔」はかなり長めにとっておいたほうが無難です(固定局は最低でも20分以上の間隔が推奨されJQ1YDAでは 60分に設定しています)。 まだ日本での運用局数が少ないとはいっても、事実上ひとつの周波数に集まっているため、密集地では移動局が位置情報を送信しようとしてもなかなか送信することができないようです。現に私が実際に移動して144.64MHzを耳で聞きながら移動しましたが、なかなか送信できないまま、クルマはどんどん進んでしまう、といった印象を受けました。ただ、私達はアマチュアです。趣味だからこそ無駄や遠回りが許される、という考え方もあります。 オススメ設定値 ツール→詳細情報設定 Packet → APRS Server の ビーコン間隔は 20分以上に設定 ツール→詳細情報設定 自分局情報 → 送信間隔 も 20分以上に設定 ■CHATに参加する場合 MSGタブをクリックすと、CHAT機能のウィンドウになります。上の(5)の5桁番号を入力していないと、「見るだけ」の動作となります。 CHAT文字は必ず半角英数字で入力します。かな漢字は使えても使わないのがルールですし、全世界に幅広く配信されますので、海外も含め、大勢の人が見ている事を意識した書き込みが必要です。 CHAT送信する時の各項目の設定例 ※パスに WIDE と書いてありますが、書かないでください。 |
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次→クルマから位置情報を発信してみよう。 |
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【最新情報】JA6NKA局による AGWTrackerの紹介が CQ Ham Radio誌 2007年2月号(1/19発売)に掲載されています。UI-View32に関しては CQ出版社の単行本「デジタル&インターネット通信」に導入から設定まで詳しく書かれていますのでぜひ参考にされてください。 【おわび】CQ Ham Radio誌 2月号のソフトウェアの概要を記した特集記事(執筆者:JS1CYI)の記事の中でAGWTrackerをフリーフェアと紹介しておりますが、これは原稿編集中のミスです。「シェアウェア」が正解です。シェアウェアとは気に入ったり、これから使い続けたい、場合には作者に対してお金を払うタイプのソフトウェアを意味します。 【AGWTrackerの価格など】 AGWTrackerは$49です。Paypalでも支払いができますので、気に入ったら作者を応援する気持ちも込めて送金するのも良いと思います。送金すると、数日経過して登録番号が発行され、ウィンドウの左上に出る Unregistrated Version という文字が消えます。 |
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(c)2007 by JS1CYI,JQ1YDA | |||||||
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