■I-GATE (アイゲート)とは??
I-GATE局とは、無線とインターネットとの間をとりもつ局で以下のような動作をおこないます。
(1) 無線回線側でキャッチしたAPRSビーコンやメッセージをインターネットを通じてAPRSサーバーに送り込む
(2) インターネット側から来たAPRSビーコンやメッセージ(データ)を無線回線側に送信する ← メッセージのみに限りましょう。
I-GATEを運用するには一般的にUI-VIEW32とターミナルノードコントローラ(略称TNC。パケット通信用モデム)で構成しますがTNCがない場合は、パソコンのサウンド機能を利用した「ソフトウェアTNC(AGWPE)」を使えばOKです。
・I-GATEはメッセージ送受信対応で!
I-GATE局を運用する場合はメッセージの伝送のために送受信対応にしましょう。位置情報だけなら受信専用I-GATEも有効ですが、メッセージのやりとりにはI-GATE局側で送受信に対応していないと、一方通行になり、ユーザーのニーズは満たされません。
・I-GATEを運用する場合の注意点
APRSのメインストリートである周波数(144.64MHzは9600bps運用、144.66MHzは1200bps運用)では、ネットから無線回線側に送信するデータは「I-GATE局から電波が届く範囲の局(ローカル局)あてのメッセージ」だけに留めたほうが良いです。混雑した地域・周波数においてI-GATEから大量のデータを送信すると、移動局のデータの伝送効率が悪化し、多くの局の迷惑となります。
ここのページで解説しているとおりに設定すれば、他局に迷惑がられる可能性は極めて低いと思います。
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