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WiRESやVoIP無線で交信した場合の交信証(QSLカード)


●WiRESでのQSLカード

 QSLカードはアマチュア局が交信した事を証明するハガキ大の証明書のことで日本・海外を問わず交換する風土があります。証明書といっても堅苦しいものではなく、絵葉書みたいな綺麗なものから、文字だけのシンプルなものまで様々。不特定多数と交信する機会が多い局はこれらの交信証を交換しあって、自らの足跡を刻んでいます。
(QSLカードについて詳しくはこちらに記載があります。)

 WiRESを使った交信でもQSLカードの交換がおこなわれる事があります。そのものズバリ、「交信した証として」や、「名刺代わり」に交換する場合もあります。交換する局としない局の割合としては「50%」位です。もしQSOしたら遠慮なく「交換」を申し出てみてはいかがでしょうか。もちろん「発行していないから」と断られる場合もありますが、色々な運用スタイルの方がいらっしゃいますからそれはそれで良いのです。
 もちろんQSLを発行する予定や交換する事に楽しさを感じなければ、堂々と「発行していないよ」というのも立派な心遣いだと思います。

 ところが中には、アワードに使えないからとか平気で言うOMさんが居ますが、このような人は。あなたが精魂込めて作ったQSLを単なるアワード申請の為の道具としか思っていないよ、と言っているようなものです。それはそれで理由としてはもっともですが、QSLには実に色々な意味があり、それは受け取る人によりけりです。それを解っていれば、心の中で思っていても言葉にはできないはずです。

 とにかく、WiRESやVoIP無線の世界では「59 QSL さようなら」が通用しません。これは、今までのアマチュア無線の歴史の中で、軽視されていたとしか言わざるを得ない「人と人とのコミュニケーション能力」を要求されるものです。それを軽視してきたゆえにアマチュア無線のイメージとして「オタク」とか「暗い」とか言われる側面も出てきてしまったのではないでしょうか。

せっかく培われてきたQSLカードの交換の風土も、人と人とのコミュニケーションツールとしての側面も意識すべきです。もしあなたがご自慢のシャックをお持ちでしたら、それをQSLカードに載せるのも良いでしょう、マリンスポーツが好きならばそれをイメージさせるカードにするとか。次回交信した時に話題になればまた新たな交流が生まれるかもしれません。
 だいぶ脱線してしまいましたが、WiRESで交信した際のQSL・・・QSLカードの書き方は中継器を使った交信(例えば衛星通信など)の際の書き方が参考になります。具体的には、リマークス(備考)欄にWiRES経由である旨記載します。RSレポートは自局サイドでの入感具合を通常どおり記録します。あとは通常と同じように記載すればOKです。


WiRESで交信した際のQSLカードレポート欄記載例


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