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市販のWEBカメラを車に積む
〜安価なライブチャット用カメラで運用する車載ライブカメラ〜

当サイトで配信している車載ライブカメラ映像はこんな簡単な設備で配信しています。興味がわいた方はぜひチャレンジしてみませんか。ぶっちゃけ、たいした事ではありません(笑) 予算もカメラに左右されますが5000円位の設備投資で実現できます。

【やりかた】

(1)車にノートパソコンを積める様にする
(2)高速な「定額制」のデータカードを用意して使えるようにする(私はイーモバイルを使っています)
 ※イーモバイル以外のサービスはこのような用途で使えるかテストしていません
(3)3000円位のライブチャット用USBビデオカメラをインストールして車に設置
(4)フリーのライブカメラソフト(FTP Uploader機能付)を使ってFTPでWEBサーバに転送
 私はコレを使っています→http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se328054.html
 本当はこちを使いたいのですがパソコンが固まって・・・→http://www2.wisnet.ne.jp/~daddy/
(5)公開用htmlを書く(Javaでリロードスクリプトを組むのがミソ)
 ↑HtmlのソースはうちのWEBサイトを参考にどうぞ。

これだけです。

【注意点】

注意点があります。ライブチャット用WEBカメラは、ホワイトバランスや露出が室内で最適になるよう設定されているようで、これらのカメラを車に設置するとほとんどの場合、昼間は「露出オーバー」で真っ白な画像になってしまい、マトモな映像にはならない場合がほとんどです。
 夜間だけ映像を配信したい場合は、そのままでいいのですが、昼間の画像を主に配信したい場合には、カメラのレンズの前にフィルムを貼るようにします。私の場合は透過率12%のフィルムを貼ったところ改善されました。

以下うちで使っている道具達です。


パソコンは工人舎のサイフ(SA1F00)を積んでいます。マシンパワーはいまひとつですが、思いのほか小型でディスプレイの角度調節やカーナビ用ディスプレイに匹敵する視認性を確保しているのが特徴。車載パソコンとして最適だと思いますヨ。

※上の写真で写っている無線機は車両の位置をモデムを介して無線で送信するAPRSというシステムと音声で全国各地の人たちと通話するためのWiRES(ワイヤーズ)と呼ばれるシステムで使っています。


↑イーモバイルのデータカード(CFスロットに挿すタイプ)
車で移動中も回線が維持されます(不感地帯での走行が長いと切断される)。しかも、WiRESやSkypeなどVoIP系アプリがストレスなく稼動できるという優れもの。ポート規制も今のところないようです。某Wi**COMや今はなき@Freedと比べると革命的な速さですよ。これからも使用可能エリアが広がりそうです。しかし、ウチの場合、マシンパワーや相性の関係からか時々暴走してパソコンがハングします。

昼間の走行画像を配信したい場合は、カー用品で売られている窓用フィルムをWEBカメラのレンズ部に貼り付けます。ウチの場合、透過率5%(スーパーブラック)では暗すぎてNG、透過率12%(ダークスモーク)で良好な結果が得られました。

【一般的な注意点】
街中でWEBカメラを運用する場合、それなりにプライバシーの関係に配慮することが求められるようです。よって、あまり高解像なカメラを用いるのもこれらの関係やデータ量の増加の観点から、それなりに低解像度なカメラを採用しています。とりあえず、街中の雰囲気がわかれば良いという感じでも充分だと思いますよ。
(C)JQ1YDA 東京WiRESハムクラブ