WIRESVoIP(Voice over IP)QSO始めよう
(JG2TZW/1編)

○ JS1CYI・吉澤氏にすすめられて始めたWIRESですが、すっかりハマってしまいました。○

CAUTION!
改造諸々、皆さんの参考になればと思い、公開いたします。尚、ここに紹介する改造等を行った結果生じた不利益(こわれちゃったり)等、いかなる損害・被害も当方は一切保証致しかねますので、あらかじめご了承の上、あくまでも自己責任でお願いします。また、各機器メーカーにも問い合わせ等絶対に行わないで下さい

ここでは、私が使用している機材等、諸々の紹介を致します。

 ■無線機
  今回用意したのは50MHzFM機、IC-681です。10W機ですが、当面実験のみのつもりでし
 たので、10W機で9600BPS端子がついているモノを選びました。また、最新のリグにはほとん
 どこの9600BPS端子があるようですが、わざわざ1台つぶすのももったいない気がしますし、常
 時運用し始めると専用の機械が必要になりますので、モノバンド機が良いだろうと言うことで探
 しましたが、6mのモノバンド機で唯一これに該当するモノはこれしかなかったので、IC-681と
 いう選択になりました。(都内及び近郊は2m・430は不法局の巣窟ですから、使いモノになり
 ません。最近では6mにも出没しているようですがまだマシです。電波利用料は、本当は何に
 使われているのだろうかと、つくづく思います。Hi)
  結構タマ数が出ているようなので、中古等で入手しやすいと思います。(まだ新品も在庫を
 持っているショップがあるはずです)オークションなどでもよく見かけますね。造りもしっかりして
 いますし、(中身はスカスカですが・・・放熱効率は良さそう)シンプルで使いやすい機械です。

  ところが困ったことに、WIRES=HRI-100付属のケーブルではそのままで接続できないこと
 が接続時に判明し、急遽変換ケーブルを自作する羽目になってしまいました。また、SQL端
 子と言って、SQL解放時に+5Vが出力される端子も有りません。したがって、本体を改造す
 る事にしました。ハンダゴテをあまり使わない方は買わない方が無難です。(笑)
                                             ★IC-681の改造★

IC-681 (ICOM)
定価:\42,800 実売価格:\29,800前後
オークション相場:\10K〜15K程度


 ■変換ケーブルを作りました。
 私は付属のケーブルを切りたくなかったので、メスのミニピンを買ってきて作りました。

DATA端子 左の図は無線機側の端子(が有るべきなのですが)を向かって正面から見た図です。HRI-100付属のコネクター6P側はこれと全く逆になりますので、間違えないように注意して下さい。
 1.送信データ入力(HRI-100からのMIC出力を接続)
 2.GND
 3.PTT出力(Lに落とすと送信)
 4.9600端子(FM検波出力・無線機側からの信号出力)
 5.1200端子(データ出力・受信信号等)
 6.SQLC(スケルチ出力)
 GND 外側の金属の丸はGNDで、シールドです。(3番ピンに近いところに文字がありますが、3番がGNDと言う意味ではありません

 無線機側のコネクターは無線機の取説を参照して下さい。IC-681で言うと、2/4/5番ピンがSP端子に、1/2/3番ピンがDATA端子にそれぞれ接続されることになります。
 本来は5番ピンの1200BPS端子はボリュームに入る前の生の信号が出ないといけないのですが、IC-681はその後(もしくは影響の受けるポイント)の信号が出てきています。つまりVOLに左右されるので、下手にさわれません(^^;。モービルと兼用の方は毎回調整が必要かと思いますので、オススメできませんね。

■実際のノード局の状況です
上から HRI-100, Mizuho, HL-66V, IC-681, IC746  実際の機材の状況です。HL−66Vを接続し、本体出力をLowに設定することで出力25W程度を確保しています。マンション住まいのため、ベランダに垂直にHF−50CXを設置しているのですが、建物の影響が大きく、SWR=2.0程度になってしまうので、ミズホの6mアンテナチューナーキット(耐入力50W)を接続し、1:1.1まで追い込んでいます。

 実験程度の設置のつもりだったのですが、バーテックススタンダードのWIRESのHPのIDリストに掲載された次の日から利用者が出てしまったので、常時運用する事にしました。(周波数公開したのが運のツキ?) アクセスコードは#5090Dです。


モービルからのアクセス
バックライトで操作性向上!  モービルはC−5900Dから利用しています。純正のDTMFマイクがもう無いとのことでしたので、アルインコのEMS-57を、8Pモジュラーに改造して接続しています。(多分現行のDTMFマイクの中でも一番安い部類だろうと思われます。)

 そのままではDTMFの音が小さすぎるので内部も改造しました。また、C−5900Dのマイク端子は13.8Vを供給しているのに対し、EMS-57は5Vですので、3端子レギュレータを組み込んでいます。中が結構空いているので苦労はしませんでした。ボタンがバックライトで光るので夜間大変便利です。ただ、音声はマイクアンプが必要なぐらい小さくなってしまったのでDTMF送出専用になっています。モービルマイクとブランチ接続しています。
                 ★EMS-57の改造★

EMS-57 (ALINCO)
定価:\ 4,500 実売価格:\3,500前後


■てくてく&自宅アクセス(^^;
 VX−7です。家の近所ないし、自宅にいる際はこれでアクセスしています。WIRES対応といっているだけあって、DTMFメモリーを持っています。ボタン一発でコードを送信できるところが嬉しいですね。
 トーンスケルチ標準装備ですから、ノード局がトーンを送出しているところは静かに待ち受け出来ます。電池の持ちも良く、最近の無線機としては、私の中では【大ヒット】商品です。(^^;

VX-7 (バーテックススタンダード)
定価:\ 54,800 実売価格:\40,000前後


■サーバー用PC

自作NLX PC/AT互換機 NLXベアボーン・PC/AT自作機です。
CPU = Pentium3 500MHz
Memory = 512MB
HDD = 40GB
OS = WindowsXP

 回線はeAccess ADSL 12M で、常時接続です
が、時々モデムをリブートしないとベストエフォート
方式のため、回線が混み合う時間帯に徐々に速
度が低下していってしまうようです(- -) モデムリ
ブート直後の平均スループットは約8Mです。
 元々Linuxのサーバーとして構築していたので
すが、常時接続&サーバー公開のリスクが大き
いことを考えお蔵入り(^^; その後メール&サー
フィンマシンとしてのみ使用していたのですが、
今回WIRES専用機として使用することにしました。


引き続き・・・
 
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